防災管理点検報告特例申請について

　防災管理点検が必要な防災管理対象物では１年に１回点検を実施し、消防署へ報告しなければなりません。しかし、この防災管理点検報告特例申請を消防署に申請することにより、消防署から特例が認定されると認定日から３年間この点検を免除することができます。
　管理が良好である場合は、この制度を利用できますので是非利用してみてください。

申請要件

　この特例申請は管理が良好である場合に限り申請できるものです。管理を開始してから３年間経っており、直近３年間の防火対象物点検において不備事項がなく、申請時点においても管理が良好である場合は申請することができます。

必要な書類

① 防災管理点検報告特例申請書
② 管理を開始したことが分かる資料（建物の登記事項証明書、賃貸借契約書など）

申請から認定までの流れ

　申請書を作成したら管轄の消防署へ提出します。その後、消防職員の書類審査及び特例検査（現場検査のこと）が行われます。審査の結果不備がなく良好と判断された場合は消防機関から「特例認定通知書」が交付されます。点検免除期間については３年間となりますが、この特例認定通知書に記載がありますので確認しましょう。
　特例認定後は、申請可能期間中に再び「防災管理点検報告特例申請書」を提出することで、点検免除期間を継続することができます（２回目以降も書類審査、特例検査はあります）。

弊所の対応

　申請書の作成、提出、特例検査の立会い、不備事項のアドバイス等をサポート致します。
　申請後の書類審査、特例検査において不備が発覚した場合でもその不備が即是正可能である場合は、その違反等を是正することにより特例が認められることもあります。