菅原智也行政書士事務所

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運送業の許可について

一般貨物自動車運送事業許可申請にあたり

 一般貨物自動車運送事業を始めたい場合は運輸局の許可を受けなければなりません。ここでは、その許可申請をする際に求められる事項について次のとおり紹介致しますので事前にご確認ください。なお、(13)(14)は該当する場合に確認しておく必要があります。
 (1)営業所
  ・使用権原がある
  ・農地法等関係法令に抵触しない
  ・規模は適切である  など
 (2)車両数
  ・種別ごとに5両以上ある
   ※けん引車+被けん引車=1両と算定します。
 (3)事業用自動車
  ・構造等が輸送する貨物の大きさに適切である
  ・使用権原の裏付けが可能である
 (4)車庫
  ・原則営業所に併設している(併設不可の場合は告示に該当する必要あり)
  ・車両と車庫の境界及び車両相互間の間隔が50㎝以上である
  ・車庫に計画する事業用自動車すべて収容可能である
  ・他の用途部分と明確に区画されている
  ・使用権原の裏付けがある
  ・農地法等関係法令に抵触しない
  ・車庫の出入りに支障がない
  ・前面道路との関係において車両制限令に抵触しない
 (5)休憩・睡眠施設
  ・乗務員が有効に利用できる施設である
   ※乗務員一人あたり2.5㎡以上の広さあり(睡眠が必要な場合)
  ・原則営業所と車庫は併設する必要がある
   ※車庫に設ける場合は、条件あり
  ・使用権原の裏付けがある
  ・農地法等関係法令に抵触しない
 (6)運行管理体制
  ・事業用自動車の運転者を、常に確保できる
  ・常勤の運行管理者を確保する管理計画がある
  ・勤務割及び乗務員が告示に適合している
  ・運行管理に関する指揮系統が明確である
  ・事故防止、自己処理等の報告体制について整備されている
  ・危険品を輸送する場合、消防法等関係法令に適合している
 (7)点検及び整備管理体制
  ・常勤の整備管理者を確保する管理計画がある
  ・点検及び整備管理に関する指揮命令系統が明確である
 (8)資金計画
  ・資金調達について十分な裏付けがある
  ・所要資金の見積りが適切かつ資金計画が合理的かつ確実である
  (車両費・建物費・土地費・保険料・各種税・運転資金)
  ・所要資金の全額以上の自己資金が、申請日以降許可日までの間、常時確保できる
 (9)法令遵守
  ・申請者又はその法人の役員は、必要な法令知識を有し、遵守する
  ・健康保険法等の加入義務者が社会保険等に加入
  ・使用停止以上の処分など把握したうえ申請を行う
  ・新規許可事業者は許可書交付時等の指導講習を実施する
 (10)損害賠償能力
  ・十分な損害保障能力を有する
 (11)許可に付す条件等
  ・許可を受けた日から1年以内に運輸を開始する
  ・運行管理者及び整備管理者の選任届を運輸開始前に行う
  ・運輸開始前に社会保険等加入義務者が社会保険に加入する
  ・運輸開始前に確認報告を行う
 (12)欠格事由に該当しない
 (13)特別積合せ貨物運送する場合
  上記の各項目以外に次の内容の審査がある
  ・荷扱所
  ・積卸施設
  ・営業所及び荷扱所の自動車の出入口
  ・運行系統及び運行回数
  ・積合せ貨物管理体制
  ・運行管理体制
 (14)貨物自動車利用運送をする場合は別に要件あり

特定貨物自動車運送事業許可申請にあたり

 特定貨物自動車運送事業の許可を取得したい方は以下の点をご確認ください。
 (1)運送需要者
  ・運送需要者は単数の者に特定され、大部分の輸送量を確保できる
  ・運送需要者と直接運送契約を締結するものである
 (2)運送契約期間等
 ・運送需要者との間に1年以上継続した運送契約がある
 (3)営業所
  ・一般貨物と同じ
 (4)車両数
  ・5両以上(特例あり)
 (5)事業用自動車
  ・一般貨物と同じ
 (6)車庫
  ・一般貨物と同じ
 (7)休憩・睡眠施設
  ・一般貨物と同じ
 (8)運行管理体制
  ・一般貨物と同じ
 (9)点検及び整備管理体制
  ・一般貨物と同じ
 (10)資金計画
  ・一般貨物と同じ
 (11)法令遵守
  ・一般貨物と同じ
 (12)損害賠償能力
  ・一般貨物と同じ
 (13)許可に付す条件
  ・一般貨物と同じ
 (14)貨物利用運送事業
  ・一般貨物と同じ
 (15)その他
  ・許可取得後に特定の運送需要者を新たに追加する場合は、別途手続きが必要となる

許可までの流れ(運輸支局の流れ)

     
01 許可基準の要件を満たす事業計画を立てる
02 許可申請書類を作成する
03 申請書を営業所を置く都県の運輸支局へ提出する
04 運輸局で申請書の審査及び法令試験を実施
05 審査の上、申請書に不備がなく、法令試験に合格すれば、許可が降りる
06 申請書を提出した運輸支局にて許可書が交付される
07 運輸開始(許可日から1年以内)

◆標準処理期間について

 許可申請を提出した後に最終的に結果がでるまでどれくらいの期間がかかるか気になるところだと思います。一般貨物自動車運送業の許可の場合は、概ね3~5ヶ月となっています。